こんにちは。
兵庫県芦屋市で診療を行う、芦屋浜歯科クリニックです。
虫歯や歯周病が原因で歯を失った際に、失った歯を補う治療が必要になります。
失った歯を放置してはいけません。失った歯の周囲の歯が傾き、二次的な歯を失う原因になったりと弊害が起こります。
失った歯を補う治療法では、インプラント・入れ歯・ブリッジなどがあります。
その中でも、患者さまの将来を考え、歯科医院としてお勧めできるのが「インプラント治療」での補綴治療になります。
今回の記事ではインプラント治療のメリット・デメリットを詳しく解説させて頂きます。
インプラント治療とは、失われた歯を人工の歯根(インプラント体)を顎骨に埋め込んで補う治療法です。
チタン製のインプラントが主流で、骨としっかり結合するため、自然な噛み心地と天然歯と変わらない見た目の良さが得られます。
インプラントが優れている点は、機能性や審美性にクローズアップされますが、周囲の健康な歯への負担がないという点です。
入れ歯やブリッジと比較して、圧倒的に周囲への影響が少ない点がお勧めできるポイントです。
インプラントは他の治療法(ブリッジや入れ歯)と比較して、見た目が非常に自然で、噛む力や発音も自分の歯とほぼ同じです。
正しくケアすれば、インプラントは非常に長持ちし、10年以上の機能維持が90%以上と長期にわたって使用することが可能です。
定期的なメンテナンスと口腔衛生が重要ですが、適切に行えば長期間の安定が期待できます。
ブリッジでは隣接する歯を削る必要がありますが、インプラント治療では隣の歯に負担をかけることがありません。
これにより、健康な歯を守ることができます。
インプラント治療は他の選択肢と比べて費用が高額です。
保険が適用されないケースが多く、基本的に自費診療となるために、費用負担が大きい点がデメリットです。
インプラント治療は外科手術を伴うため、手術への不安やリスクを感じる患者も少なくありません。
また、術後の回復期間や通院が必要となるため、時間的な負担も考慮すべきです。
稀にインプラントが骨と結合しないことや、感染症、神経損傷などのリスクがあります。
特に喫煙者や糖尿病患者は、インプラント治療の成功率が下がる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
インプラントは自然の歯と同様にケアが必要であり、定期的なメンテナンスやクリーニングが欠かせません。
ケアを怠ると、周囲の歯周組織が炎症を起こし、インプラントの寿命を縮めることがあります。
インプラント治療が適しているのは、健康な歯周組織と十分な骨量があり、全体的な健康状態が良好な患者です。
骨が足りない場合でも骨移植などの補助手術が行えるケースもあります。
また、長期的な機能・審美性の維持を求める方や、周囲の健康な歯への影響を考慮したい方にはお勧めです。
インプラントは基本的には初期段階で、治療が可能な否かを検査・診断するので、ご自身がインプラントに適しているか検査する事もお勧めです。
ブリッジは隣接する歯に支えを作るため、健康な歯を削る必要がありますが、インプラント治療ではその必要がありません。
ブリッジは手術が不要で治療期間が短い一方、寿命がインプラントより短く、他の歯に負担がかかることがあります。
入れ歯は取り外し可能で比較的安価ですが、インプラントに比べてフィット感や安定性に欠ける場合があります。
また、噛む力や発音がインプラントほど自然ではなく、定期的な調整が必要です。
インプラントの最大の魅力は、自然な見た目としっかりした噛み心地です。食べ物を選ばず、自信を持って笑顔を見せることができるのは、多くの患者さまにとって大きな価値があります。
また、隣接する歯を傷つけることなく、顎の骨の健康も維持できるという点で、将来的な口腔の健康を守ることにもつながります。
一方で、治療費が高額である点や、手術に対する不安、術後のケアの重要性などはしっかりと理解しておく必要があります。
特に、術後のメンテナンスを怠ると、インプラントの寿命が短くなるだけでなく、周囲の歯周病を引き起こすリスクもあります。したがって、インプラント治療を成功させるためには、適切なケアと定期的なチェックアップが不可欠です。
最終的には、年齢、健康状態、ライフスタイル、予算など、さまざまな要素を考慮した上で、歯科医師と十分に相談することが大切です。
インプラント治療は一度行うと長期間にわたって安定した結果をもたらすため、「今後も自分の歯のように噛むことができる」ことを求める方には、非常に大きな価値を提供します。
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