JR『芦屋』駅より阪急バス『シーサイドセンター』下車すぐの歯医者

こんにちは。
兵庫県芦屋市で診療を行う、芦屋浜歯科クリニックです。

親御さまの多くは、子どもを虫歯やお口のトラブルで「苦労させたくない。」そう思う方がほとんどだと思います。
しかし現実には、学校での歯科健診などで虫歯が発見されてから歯医者さんを受診される方が多いのが現状です。

日本では歯科医院は虫歯や歯周病など、お口のトラブルが起きてから受診する場所という認識が強く、多くのお子さまは何らかのお口のトラブルに見舞われてしまいます。

歯科医院はお口や歯のトラブルが起きないように、予防の為に通う場所という認識を持つことが大切です。
特に、これからお子さまが生まれる親御さまや、小さなお子さまがいらっしゃる親御さまは、子どもの歯を健康に育むために「予防歯科」という意識を持つことが大切です。

将来的に子どもが歯やお口で悩まない、コンプレックスを抱かないために、できるだけ早くに歯医者さんを受診する習慣を持つ事はとても重要です。
今回の記事では、マイナス0歳から始める予防歯科と題して、子どもの歯をトラブルから守る為に必要な習慣をご紹介させて頂きます。

生まれて間もない赤ちゃんは無菌状態のまま生まれてきます。もちろんその時は、お口の中も無菌の状態です。
しかし、生まれてから数時間後にはお口の中に菌の付着が始まります。

菌はなにもないところから生まれるのではありません。もちろん感染源が存在します。
残念ながら菌が生まれる感染源は、赤ちゃんのすぐそばにいる母親や父親からが多いといわれています。

赤ちゃんの口腔内に菌が増殖する理由は、近くに菌を持つ方によるスキンシップです。
そのため母親や父親、親族の中で、口腔内に持っている細菌が多ければ多いほど、赤ちゃんに感染するリスクは高まります。

逆に言えば、子どもの口腔内を菌から守るためには、一緒に生活している親御さまの口腔内に持っている細菌量が少なければ、赤ちゃんへの感染リスクも少なくすることができるのです。

お子さんが生まれて初めて歯が生える時期は、個人差はありますが生後6～8ヶ月頃になります。
虫歯菌であるミュータンス菌は、赤ちゃんの歯の萌出と共に歯に付着します。

ミュータンス菌がお子さまの歯に定着してしまう前に、ブラッシングなどで落とすことも大切なのですが、細菌そのものの量が少なければ、虫歯になるリスクも減らす事ができます。
そのためにできることは、親御さまの口腔内の細菌量を減らすことです。

統計的に、親御さまの歯やお口が健康的な場合、そのお子さまも虫歯など口腔内トラブルへの罹患リスクも少なくなる傾向にあります。
大切なのは子どもと触れ合う人、近くで生活する人の、お口の状態を健康に保つ事にあります。

生まれてくる赤ちゃんを、虫歯などのお口のトラブルから守るために行えることは、親御さまご自身の口腔内環境を清潔にしておくことです。
周りの大人たちの細菌レベルを下げ、大切なお子さんを、虫歯に負けない丈夫な歯に育てていきましょう。

子どもが生まれる時期が分かれば、親御さまが歯科医院へ歯のクリーニングや歯科検診を受診することをお勧めします。
親御さまの口腔内が清潔になれば、生まれてくる子どもの虫歯予防に繋がります。

これを「マイナス0歳から始める虫歯予防」といいます。
お口の健康は心身の健康に繋がりますので、お子さまが小さな頃から、子どもだけでなく親御さま自身の口腔内の健康状態にも気を使いましょう。

子どもが小さな頃、とくに乳歯の時期はお口の中は虫歯になりやすい状況にあります。
日々のブラッシングも効果的に実施できていないケースも多く、それに加え、甘い食べ物や飲み物を好む時期にあるからです。

そもそも、乳歯は永久歯に比べて歯質が弱く、虫歯になりやすいのです。

子どもが将来、虫歯になりやすい口腔内になるか、虫歯になりくい口腔内になるかは「2歳まで」に決まるといわれています。
ですので、2歳までむし歯菌の感染をふせぐと、その後にむし歯にかかったとしても重症になりにくいと言われます。

子どもが2歳になるまで、親御さまの歯の健康状態にも気を配る事で、子どもの虫歯予防に繋がるといえます。
虫歯予防に効果的なキシリトールの摂取や、フッ素塗布など、効果的な虫歯予防方法を歯医者さんに尋ねるのも良いと思います。

子どもの頃から成人、そして年齢を重ねても、歯の健康を維持する事はとても大切な事です。
歯の健康は全身の健康に繋がります。

そして、子どもの頃から歯の健康に気を使い、歯医者さんを受診する習慣がある人は、年齢を重ねても歯のトラブルに見舞われにくい傾向にあります。
歯にトラブルを抱えた患者さまは「早くに歯医者を受診するべきだった…」と後悔する患者さまが少なくありません。

子どもの頃（0歳～）から予防歯科という意識で、親御さまがしっかりと子どもの歯を管理してあげる事で、将来的に子どもが歯のトラブルで悩まず、コンプレックスを抱かせない状況に導いてあげる事ができます。

子どもが生まれる前から、親御さまの歯の健康を意識して「マイナス0歳から始める予防歯科」を実施してみませんか？

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